【つまみ細工国際認定講師講座 in シンガポール】初級クラス認定式が開催されました!

先週日曜日、講師としての第一歩を踏み出した受講生のみなさんへ、
廃棄予定だった堺の注染染めをアップサイクルして、
特別なユニフォームをプレゼントいたしました。

これは、単なる贈り物ではありません。
“もったいない”という日本独自の価値観を、
つまみ細工を通じて体験してもらうための、ささやかなメッセージです。

講座では、つまみ細工の正しい技術はもちろん、
「日本の四季や文化背景」も学びの一環として取り入れています。
この視点は、シンガポールのマインドフルネス専門家と共に開発した
オリジナルカリキュラムに基づくものです。

つまみ細工は、ただのクラフトではなく、
“心を整える時間”を生み出すアート。
集中力やリズムを大切にする工程は、現代人の生活に癒しと静けさをもたらします。

今回の初級講座では、誰一人として脱落することなく、
全員が無事に認定を受けられたことも大きな成果のひとつ。

「海外でこそ広がる日本のクラフト」
その可能性を、あらためて感じた時間でした。

次回は中級・上級編がスタート予定です。
この伝統工芸を、時代と国を越えて伝えていく担い手たちの今後に、ぜひご注目ください。